月々の出費が高くなりやすい
進学の際にマンスリーマンションを利用する上でのデメリットの一つに、生活費の負担増があります。マンスリーマンションとは、文字通り月単位で契約を交わす賃貸物件です。海外からの訪日客の宿泊、ビジネスの出張など短期利用を希望する人向けの物件なので、一般的な賃貸に比べて家賃が高めに設定されています。場所によっては同じ間取りでも数万円の違いが出ることも珍しくありません。ライフラインでもある水道や電気も、利用できるのは原則管理会社が決めた業者だけです。使っている携帯電話と電気ガスのセット割など、光熱費を安くするための対策が取れないため、家賃同様に出費は高くなります。物件の家賃は利便性に比例して高くなるので、都市部に住む人は注意が必要です。
内見による事前確認ができない
一般的な賃貸物件では、内見と呼ばれる事前に家の中を確認する作業ができます。一方でマンスリーマンションは原則内見はできません。短期利用者が中心のマンスリーマンションでは、年間を通して空室ができる期間が少ないことが理由です。内見をさせるには入居者の許可を得なくてはいけません。知らない人にプライベート空間を見せることに抵抗を感じる人も多く、交渉に時間や手間がかかるので部屋の空き状況に関係なく不可となっています。事前に確かめることができないので、自分が頭で描いていたイメージと違っていたという例も少なくありません。気になる点がある時は、契約を交わす前に物件を管理する不動産会社に問い合わせることが大切です。